見積もりは何社くらいからとるのがベスト？

結論からお伝えしますと、相見積もりは3〜4社がおすすめです。

相見積もりとは、複数の業者に同じ条件で見積もりを依頼をすることです。

外壁塗装の見積もりを依頼する時は、その費用の相場も確認しておくことが大切です。

また、業者によって使用する塗料、サービス、金額にばらつきがあります。
見積もりに書かれている工事内容や記載方法、説明等々
信頼できる業者を探す判断材料になるといえるでしょう。

よって、複数社に見積もりを出してもらうことで、比較しやすくなり、
あからさまな悪徳業者の場合も、この比較で見抜きやすくなります。

また、価格だけでなく工事内容についても確認のポイントです。

お願いしたい業者がいる場合は、相見積もりを必ずとる必要はありません。
もしも相見積もりをとって比較検討する場合は、3〜4社の見積もり額を見ると、大体の相場が分かるのでオススメです。

見積もりをみる際の注意点

・今回使用する塗料名、メーカーの表記があるか

塗料名やメーカーは、見積もりを見る際に最も大切なことといっても過言ではありません。

塗装費用がやけに安いと低品質の塗料を使われる事になっていたり、または悪徳業者の場合は塗料を必要以上に薄められる可能性もあります。

見積もりに記載がない場合は、塗料名とメーカーが書かれた見積もりを再度もらうようにしましょう。

また、下塗りの塗料名も確認しておいてください。

さらに、オリジナル塗料と業者が呼んでいる塗料には注意が必要です。

そもそも塗料メーカーに勝る技術を持っているはずがない塗装店や、リフォーム会社のオリジナル塗料は、ラベルを変えただけのもの、または必要以上に薄めたものなどがあり、信用に値しません。

インターネットで調べても出てこないようなオリジナル塗料は、なるべく避けましょう。

外壁塗装や屋根塗装が３回塗りにされているか

見積もりに３回塗りと書かれていたとしても、実際の作業を省こうとする悪徳業者がいるということも、残念ながら有り得ます。

手抜き工事をさせないためにも、見積もり書に記載があるか、そして、実際に塗られているかの確認もできれば、安心できますね。

しかし、塗料の種類によっては、2回塗りの場合もありますので、しっかり確認してください。

また、普段3回塗りの塗料であっても、劣化状況が著しい場合には下塗り2回の計4回塗りでの塗装工事を行う場合もあります。

塗料ごとの仕様に合った回数を、サイト等で確認しておきましょう。

下地処理に何をするのか

下地処理は塗料を長く美しく保つために、非常に重要な工程、作業です。

見積もりに下地処理についての記載がない場合、きちんと確認をするようにしましょう。

下地処理一式などと書かれている場合においては、注意が必要です。

どういった作業をどこにするのか、下地処理をしないのはどこなのかをしっかりと確認しましょう。

足場はクサビ式（ビケ）足場であるか

足場には「単管足場」と「クサビ式(ビケ)足場」の2種類がありますが、外壁塗装や屋根塗装といった2メートル以上の工事をする場合は、単管足場の場合、労働安全衛生法でも使用が禁止されておりますので、通報されると工事がストップしてしまうことがあります。

単管足場はクサビ式（ビケ）足場とは違い、鉄パイプを2本抱き合わせただけの簡単な足場です。

それに対し、クサビ式（ビケ）足場は歩ける幅の床がついている足場のことです。

足場一式と書かれている場合は、どちらの足場なのかの確認をしましょう。
また、「足場代無料サービス」「足場代半額！」というのは、単管足場の可能性があり危険です。

良い業者・悪い業者の判断は？

質の悪い業者の場合、外壁の面積を調査する際に適当で、いい加減な計測しかしないことがあげられます。

また、悪徳業者だと「キャンペーン中により大幅値引きをします」と10万円以上の値引きをする場合や、大幅な値引きをした上でも他社より高いことがあります。

さいごに、見積書に「一式」という言葉が目立つ業者は要注意です。

一式という都合の良い言葉で、手抜き工事や高額請求する悪徳業者の可能性があるので内容をきちんとは確認し、記載してもらうようにしましょう。

説明のない業者や、見積もりにすぐにサインするよう指示をする業者には注意が必要ですので、すぐに依頼してしまわないようにしましょう。

一方、安心できる業者は見積もり時点で、一緒に点検し打ち合わせができたり、また実際の箇所をみながら見積もりの説明を丁寧にしてくれたりといったことがあげられます。
書類だけで完結ではなく、説明も丁寧な業者だとより安心です。

優良業者を選ぶ方法の一つに、地域密着かどうかということがあります。

エリアを限定しない業者に依頼することにより、そのまま下請け業者に発注するケースがあるからです。

下請け業者に支払われる費用が少なくなる事で下請け業者が手抜き工事をし、費用を確保しようとする可能性がゼロではありません。

地域密着かつ、同じ地域で歴史の長い、口コミの評判が良い業者は、悪徳業者ではなく優良業者の確率がとても高いといわれているので、

ぜひ参考にしてみてくださいね。

最後に、外壁塗装や屋根塗装を依頼する場合は、どんなに小さな作業であっても、口約束はせずに書面に残してもらいましょう。