皆様こんにちは!
代表の佐久間です!
さて、今回はセラミック塗料についてお話しをさせて頂きたいと思います。
最近よくお客様より「この前訪問販売の人が来てセラミック塗料を使うから長持ちしますと言われた
けどセラミック塗料ってそんなに良いの?」と聞かれる事が増えてきました。
結論から言うとピンきりです!(笑)
セラミックとは陶磁器などのように「焼き固めた」という意味があり、陶磁器や焼き物を指す言葉と
して使われています。
セラミック塗料というのは砂や石、セラミックビーズなどの微粒子を配合した塗料になります。
実は100%セラミック塗料というのは存在しません。
皆様はウレタンやシリコン、フッ素などといった樹脂の名前は聞いたことがあると思いますが、この
シリコンやフッ素にセラミックを配合したものがセラミック塗料なのです。
ですから厳密に言うと「セラミック配合塗料」という事になります。
この樹脂のグレードによっても耐久性は変わりますし、塗料の中にどの位のセラミックが配合されて
いるかによっても耐久性が変わってきます。
塗料の中に5%配合されていても30%配合されていても、どちらもセラミック塗料と呼ばれてしまう
のです。
よく訪問販売の方が
「弊社の塗料は独自の技術で開発したセラミック塗料なので30年耐久です」
「セラミック塗料はお家の断熱性も高まるし、見た目もすごく良いですよ」
という営業トークをされるようですが、決してセラミック塗料だから高耐久、セラミック塗料
だから断熱性が高い、ではないという事を覚えておいて下さい。
セラミック塗料の種類
セラミック塗料には「塗膜が砂状のもので石調仕上げが出来る物」と「塗膜表面に緻密に繊細なパウダー状
セラミック物質が均一に並ぶもの」の二つになります。
石調仕上げが出来る塗料は特徴としてはやはり見た目が良いという事です。
↑弊社で使用した塗料ですが本物の石のように見えます。
本物の石ですと重量がありますので改修で使う事はあまり出来ませんが、この塗料は軽いセラミック
の微粒子ですので塗装しても躯体に負荷をかけません。
この石調塗料はほかの塗料と比べて工程数(塗る回数)が多くなりますので他の塗料よりも高額になる
事が多いです。
あとは吹き付け工法でしか施工できない塗料も多いので職人の技術も仕上がりに大きく影響します。
塗膜表面にセラミック物質が均一に並ぶものの特徴としては
塗膜表面に出来たセラミックの層は親水性がある為、汚れが付きにくいという性質があります。
お家の汚れが気になる方はこういったものを選ばれると良いと思います。
あとひまわりペイントでお奨めする事が多いのは断熱効果を持つセラミック塗料「GAINA」です。
日進産業から発売されている「GAINA」は断熱・遮熱効果を持つセラミック塗料で塗料の中に含
まれているセラミックビーズが塗膜表面に集まって中間層をつくり建物内部への熱の伝導をを制限する
ことができ、断熱性が高くなると同時に防音効果なども期待できます。
ただ、この「GAINA]も施工には注意が必要な点が多々ありますので慣れた業者を選ばれる事を
お奨めします。
いかがでしょうか?
文章力が無いのでよくわからない記事になってしまったかもしれませんが今回私が言いたかった事の
まとめとしては
☆セラミック塗料はもとの樹脂のグレードによって耐久性が変わる
☆セラミック塗料にも塗料の種類によって効果も様々なのでお家に合った効果が期待できるものを選ぶ
☆訪問販売の方にセラミック塗料の話をされたら「ベースの樹脂は何ですか?」と聞く
☆塗料名を聞いたらインターネットなどで検索してみる
ということです。
塗料名を聞いたらインターネットで検索すると書きましたが、一般の方が塗料の宣伝ページを読んでも
正直よくわからないというのが本当のところだと思います。
これは完全に私の主観ですが、塗料の宣伝ページを見るよりも、作っているメーカーの会社案内のページ
に本社や営業所の住所だけがあり、工場の所在地などがない場合は気を付けたほうが良いような気がします。
ただ何度も言いますがこれは私の考えです(笑)